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平成30年度 第51回全肢連全国大会 大会決議文

全肢連では障害児者の医療、教育、職業、生活等の制度の改善、生活環境の整備、障害者福祉全般の向上をはかるため、実情と問題点を提起し、一般社会の理解を深めるための運動を進めるとともに、行政及び関係方面への要請活動等を展開しています。
第51回全国肢体不自由児者父母の会連合会全国大会
大  会  決  議
 
 
 ピョンチャン冬季パラリンピック大会における日本選手の目覚ましい活躍は、私たちの心に勇気と感動を与えてくれました。2020年に開催される東京パラリンピック大会へも期待がふくらみます。しかし、本年の全国的な台風や水害等による被害、9月6日早朝の地震並びに北海道全域の停電など今後、災害はどの地域で起こっても不思議でない時代になりました。併せて、障がい者に対する差別や虐待のニュースは依然みられます。肢体不自由児者を取り巻く環境は少しずつ改善されておりますが、まだまだ十分とは言えません。「第65回手足の不自由な子どもを育てる運動」の一環として実施している「作品コンクール」で入賞した中学生の作文には「障がいがあるかないかに関わらず、人の命の価値や重みは誰も変わらない」と思いが綴られています。どんなに重い障がいがあっても一人の人間として誇りを持って生きていける社会の実現こそが緊要の課題であります。
 現行の「障害基礎年金」では、住み慣れた地域で障がい者が自立した生活をするのは困難です。また、障がい者が生き生きと生活する上で働く場の拡充、重度の障がいのある人が利用できるグループホームの拡大は必要です。
 さらに、医療的ケア児に対する学校と地域の連携は益々重要であり、成人に見られる二次障害に対するリハビリへの継続された環境づくりや認識も重要です。障がいのある人が一人で生活できる方策、多発する「災害への対応」にも十分留意する必要があります。このような中で、「住み慣れた地域で、共生社会の実現」をテーマに、「寸劇」を基に、意見交換の場を持ちました。
 私たちは、国が掲げている国民全てが安全に暮らせる充実した福祉社会の実現という崇高な理念を目指すためには、地域理解を進めていかなければなりません。
 ここに「第51回全国肢体不自由児者父母の会連合会全国大会、第31回全道肢体不自由児者福祉大会(函館大会)」の名において次の事項を決議します。
 
○ 障がいのある人の人権が守られ、住み慣れた地域で自立した生活の実現
 
○ 障害基金年金の増額並びに自立できる生活環境の充実
 
○ 特別支援教育における医療的ケア児の教育環境の充実
 
○ 障がいに応じた労働の場の拡充(職場にもヘルパー派遣の制度化)
 
○ 医療的ケアの必要な人や重複障がいのある人のグループホームの拡大
 
○ 医療的ケアの必要な人や重複障がいのある人のショートステイの場の確保
 
○ 障がいのある人の災害時の支援対策、福祉避難所および障がい者にも対応できる仮設住宅の充実
 
 

平成30年9月30日
第51回全国肢体不自由児者父母の会連合会全国大会
第31回全道肢体不自由児者福祉大会(函館大会)
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